車内の確認をする

自動車の車内には、その中古車がどのようなコンディションになっているかを知るヒントがいろいろと隠されています。そこで、きちんと気になる中古車は内部も確認をするべきでしょう。まず走行距離と自動車の内部の状態を比較することが重要です。そのためには、オドメーターの走行距離を確認して、プライスボードに記載されている走行距離と一致しているかどうか確認をしましょう。もし一致をしない場合には、どうなっているのか、スタッフに確認をすべきです。オドメーターと走行距離が一致をしているとしても、それだけで安心をしてはいけません。
一部の悪質な中古車販売店でしかやっていませんが、メーター戻しと言って、不当にメーターの走行距離を少なくしている所もあります。ちなみにメーター戻しをしている車種ですが、スポーツカータイプのものが多くなる傾向があると言われています。もしスポーツタイプの中古車を購入しようと思っているのであれば、注意をしたほうが良いでしょう。まずこのような中古車の車内をチェックする時には、メーター周りにあるインパネの状態について確認をしてみると良いでしょう。もし細かな傷が付いているとしたら、インパネの所をドライバーなどを使っていじっている可能性があります。と言うことは、メーターの内部をいじった、すなわちメーター戻しをしている可能性が高いです。もしメーター戻しをしているということになれば、結局その中古車の走行距離がどれくらいなのか、知ることができません。スポーツカータイプの自動車の場合、走り屋の人が元のオーナーで、結構な走行距離を走っている可能性も考えられます。ですから、メーター戻しが疑われる中古車は購入すべきではありません。
またシートベルトの所もチェックしてみると良いでしょう。もしシートベルトが正常に機能をしない場合、過去に激しい衝突をしたことがある中古車で、その名残と考えることができます。激しい衝突をした、事故歴のある中古車の場合、シートベルトを替えている可能性もあります。シートベルトを伸ばしてみて、戻りが遅かったり、シートベルトをすべて伸ばしてみると「交換」というステッカーが出てくるような中古車は購入を控えるべきでしょう。またシートベルトの所に、水でできたようなシミが残っている中古車についても注意すべきです。そのような自動車は、元は冠水車だった可能性があるからです。