整備記録簿の見分け方

中には偽造をした整備記録簿を渡される場合もありますので、ただ単に整備記録簿があるという事実だけで安心をしてしまうのは、時期尚早です。信用できる、本物の整備記録簿かどうかを見分けるためにはどのようにするのが良いのでしょうか?そのためには、整備記録簿の花壇の真ん中あたりの所に注目をしてみましょう。ここには、実際に中古車の整備をした会社の名前を記入する欄があります。ここに整備をしたお店のゴム印、もしくはプリンターを使って印字がなされている場合には、まず本物の整備記録簿であると信頼をしても良いでしょう。手書きで書かれている、聞いたことのないようなお店の名前が書かれている場合には、偽造されている可能性を疑ってかかる必要があります。
また整備記録簿が本物かどうか確認をする方法として、指定番号や認証番号が記載されているかどうかというポイントもあります。もし指定番号や認証番号について記載されているのであれば、まず本物の整備記録簿としてとらえて問題はないでしょう。指定番号や認証番号とは、整備事業所の認定を陸運局できちんと受けていることの照明になります。特に指定番号がある整備工場であれば、その信頼性は高いということができます。指定番号を持っている整備工場のことを指定工場と呼びます。指定工場とは、民間の車検場としても機能をしていて、そこで車検を通すこともできるような工場であることを指します。ちなみにディーラーですが、民間車検場の資格をほとんどの所が持っていると認識してもらって差し支えないでしょう。
ちなみに認証番号を持っている所は認証工場とも呼ばれています。認証工場では、車検を通すことはできません。しかし自分の所で整備をすることはできます。しかも車検の方は陸運局にまでもっていって、検査を受けることになります。認証工場でも、きちんと整備をしているということは証明できます。しかし整備記録簿に記載されている認証番号や指定番号、書かれている工場の名前自体のでたらめである可能性も払しょくをすることはできません。そこで、整備工場と言われている所がきちんと実在をしているかどうかについては、確認をしておきましょう。現在は工場もホームページを持っていることが多いです。そこで、インターネットで検索をしてみるのも良いでしょう。もしくは、タウンページなどを使って実在するかどうかも確認すべきでしょう。